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第59回松山営業所

松山営業所では、生コンの中に使われる混和材料を販売しています。硬い生コンは、セメント量が多く水が少ないため流動性が悪く打設するのも難しくなります。乾燥収縮のため生コンにひび割れが生じることもあります。このような問題を改善するのが混和材料です。

生コンは、生まれたての赤ちゃんと言われるほど繊細な商品です。水、セメント、砂、砂利、空気がすべて1㎥の中にかみ合わないと生コンは出来上がりません。うまく出来上がった生コンでも、しっかり養生してやらないと温度差によってひび割れが生じてしまいます。

水セメント比が低く硬い生コンにワーカビリティを与えたり、生コン自体を膨張させて収縮を抑えひび割れを防いだりするのが混和材料の役目でもありますが、良い生コンを隅々まで綺麗に打設し、ひび割れしないよう判断し養生する職人さんたちの努力がないとすごく良い素材でも素晴らしい形にはならないことを知りました。


今治新ごみ処理施設(今治クリーンセンター)

現在、今治市に新しいごみ処理場が出来ようとしています。

松山営業所もAE減水剤と高性能AE減水剤を生コンの中に使用してもらっています。24-12-20 Nの配合で流動化剤も使用しています。

スランプ試験や空気量試験にも基準値がありJISの手順通り行わなくてはなりません。現場は危険な場所が多く、安全帯や指先確認はかかせません。

まだまだ、わからないことも多くお客様にご迷惑をかけることも多いです。しかし、わからないなりにも自分の卸した商品が形になるにつれ嬉しい気持ちになります。このまま、何事も無く工事が終わることを願い、完成後のクリーンセンターを見るのが楽しみです。

松山営業所 登家 康介
(2016年12月)

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