今年の初め、農薬が冷凍食品に混入するという残念な事件が発生しました。
皆さんの記憶にも新しいと思います。
農薬は使用方法を守って使えば農作物を収穫する上では非常に意味のある手段です。もちろん使用方法には厳守すべき事も沢山あります。
そこでまず、農薬はどのように作られるのかを今回は簡単に紹介したいと思います。
1)農薬の基礎(原体)を探す事から始まります。
原体は様々な場所にあります。エベレストの頂き、海底、火口付近、ジャングル、その場所から使える
基礎を探し、化学の力で様々な物質に変化させます。
原体を発見し、化合させると効果を示す物質が出来ます。これが農薬の成分です。
2)成分から、製品サンプルを作ります。そこから試験です。
試験は安全性を確かめる為に数が多く、項目として40項目ほどあります。
資料の量はA4の用紙で数万枚にもなり、その試験結果が国の機関を通ります。
6つの機関(農林水産消費安全技術センター、農林水産省、厚生労働省、環境省、消費者庁、食品安全
委員会)の試験が終わり、製剤、登録内容に異常が無ければ、農林水産省から農薬としての認可を受け
ます。
3)そして農薬として登録され、販売が開始されます。
これまでの期間は早くて10年ほど、費用も一つの農薬に約40億円~50億円といわれています。
日本の農薬の安全使用基準は世界トップクラスです。
安全性が認められない農薬の販売は、国が販売許可していません。また無許可で販売した場合、重い行政処分も下ります。
普段農家の方が散布している農薬も、元をたどると以外な場所から発見された物質もあるかもしれません。
第一営業部 産業資材課
(2014年3月)
産業資材課の詳しい概要はこちら
2024年
法人営業部門
『入社して1年』システム開発部門
『ホームページ運用代行サービス』高松営業所
『社員旅行』松山営業所
『松山営業所 改修工事』総務部
『節電』ドコモショップ
『ドコモでんきでポイ活!?』農業資材部門
『自動芝刈り機『オートモア』』建設資材事業部
『入社後初めての仕事』化学品部門
『物流の「2024年問題」』総務部
『業務改善提案制度』2023年
2022年
2021年
2020年
2019年
2018年
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年